Endo Tech Blog

Techブログと言う名のただのブログです。

RaspberryPi3でMonacoinを採掘してみる。

最近は仮想通貨について勉強してます。
ビットコインとか、イーサリウムとかなんとかです。

でとりあえずこの本を読んで

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

少し興味がでてきた所で仮想通貨での取引を始めてみました。それが先週金曜日です。

丁度Monacoinが暴騰したタイミングだったんですが、そんなの5日前の僕は知る訳もなく

なんかモナーの形したコインめっちゃ上がってるんですけど!111超上がってるですけど!!11

と、何もしらぬまま掴んでしまいました。
朝起きたら暴落していて投資した資金が一晩で1/3消し飛んでしまいました。
典型的な鴨です。

じゃ今はどうなの?と言うと、もう1/3消し飛んでます。
泣きたい。

なのでMonacoinを掘ります。

f:id:kikuchi1201:20171019022505p:plain

もう失った資金は返ってこない現実はわかっているのですが、せめての悪あがきとして掘ってやろうと思います。10000MONA湧いてきて欲しい。とはいえ、じゃ今すぐハイスペ自作PCをを作ろうは大変なので、自宅に余っているRaspberyyPiで遊んでみようと思った次第です。

調べてみたら導入記事もあるし、この通りやっていきましょう。

環境構築

まずはLinuxで使えるcpuminerをダウンロードします

sudo apt -y install git
git clone https://github.com/tpruvot/cpuminer-multi.git

# cpuminer-multiをコンパイルする為のコンパイルツールをインストールする。 
sudo apt install automake g++ libcurl4-nss-dev libjansson-dev libssl-dev

#cpuminer-multiのディレクトリに移動する。
cd cpuminer-multi/

# cpuminerをビルドします。
 ./build.sh

ここのビルドは時間がかかるので、マイナスで表示されている資産金額でも見て、「頼む...!上がってくれ!頼む!」と考えながら待ちます。 cpuminerのビルドが終わると、以下のコマンドを打ち込んでcpuminerが作成されたか確認します。

$ ls -l cpuminer
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1231124 10月 19 00:49 cpuminer

いますね。これでcpuminerをローカル環境に構築できました。

採掘所(Pool)に登録する。

なぜマイニングする際に採掘場(Pool)に登録するかというと、Pool上の同じ発掘者同士、徒党を組んで採掘した方が効率がよいからというのが僕の認識です(違ってたらすみません)。 このように徒党を組んで採掘するのを「プールマイニング」と呼びます。

今回は採掘場としてVIPPoolに登録して、プールマイニングしていきます。名前からして香ばしい。 この時、登録する際に自分のMonacoinアドレスが必要となっています。
こちらのMonacoinアドレスZaifとかでMONAコインの取引し始める際にも自動で付与されるそうですが、取引の為の本人確認など面倒なステップを踏んでしまうので、早く始めたい方はmonappyでアカウント登録を行なって下さい。

monappy.jp

monappyでアカウント登録が完了すると、自分のマイページにMonacoinアドレスも一緒に生成されます。
ここで生成されたMonacoinアドレスを使ってVipPoolでアカウント登録を行います。

VIP Pool - Monacoin採掘所 - Home

ログイン完了が完了するとこんな感じにダッシュボードが見えます。 この画面を見ただけでも割と「お、マイニングしてる!」感が伝わります。

f:id:kikuchi1201:20171019014821p:plain

次にワーカを作成します。 ワーカのページに移動して「新しいワーカを追加」をクリックして追加して下さい。 新しいワーカを作成後は以下の3つの値をメモしておく。

  • (a):登録時のアカウント名
  • (b):ワーカー登録時に設定したワーカー名
  • (c):ワーカーのパスワードになります

以上までがcpuminerの事前準備と、VipPoolの登録でした。

cpuminerを起動して採掘を始める。

ローカルのコンソールを再度立ち上げてcpuminerディレクトリーで以下のコマンドを実行します。 実行が成功すれば採掘が始まります。

./cpuminer -a lyra2rev2 -o stratum+tcp://vippool.net:8888 -u (A).(B) -p (C)

実行結果

[2017-10-19 02:03:08] Starting Stratum on stratum+tcp://vippool.net:8888
[2017-10-19 02:03:08] 4 miner threads started, using 'lyra2rev2' algorithm.
[2017-10-19 02:03:09] Stratum difficulty set to 32768 (128.00000)
[2017-10-19 02:03:09] lyra2rev2 block 1137162, diff 30844.430
[2017-10-19 02:03:22] CPU #3: 5.23 kH/s
[2017-10-19 02:03:22] CPU #2: 5.22 kH/s
[2017-10-19 02:03:22] CPU #0: 5.21 kH/s
[2017-10-19 02:03:22] CPU #1: 5.20 kH/s
[2017-10-19 02:03:24] Stratum difficulty set to 256 (1.00000)
[2017-10-19 02:03:24] lyra2rev2 block 1137163, diff 35557.649
[2017-10-19 02:04:09] CPU #1: 4.75 kH/s
[2017-10-19 02:04:10] CPU #0: 4.75 kH/s
[2017-10-19 02:04:11] CPU #2: 4.74 kH/s
[2017-10-19 02:04:11] CPU #3: 4.74 kH/s
[2017-10-19 02:05:19] CPU #1: 4.09 kH/s
[2017-10-19 02:05:19] CPU #0: 4.12 kH/s
[2017-10-19 02:05:20] CPU #2: 4.13 kH/s
[2017-10-19 02:05:20] CPU #3: 4.14 kH/s
[2017-10-19 02:05:24] lyra2rev2 block 1137164, diff 33248.192

なんかそれっぽい動きをしているlogが出てきましたね。

因みに2コアつかってcpuminerを起動する場合は-t 2をつけてあげる事で実行する事ができるそうです。

./cpuminer -a lyra2rev2 -o stratum+tcp://vippool.net:8888 -u (A).(B) -p (C) -t 2

見た感じだと3.73 kH/sと言う事で恐ろしく低いパワーで計算している事が理解できます。

イメージとしては周りが掘削機とかでガンガン掘ってるなか、僕だけ先割れスプーンでせっせと削ってるイメージでしょうか。 ギャグか。
まぁそんな感じ本格的にマイニングするには程遠いですが、趣味程度ならこれでも十分マイニングしてるので満足です。
わりと環境構築も詰まる所もなく、すぐに実行できたので勉強でやってみるなら良い題材だと思いました。

おわり

ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術

ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術