Endo Tech Blog

Techブログと言う名のただのブログです。

The Last of Usの本当のエンディングはGroundedだと思う。

最近になって、またThe Last of Usをプレイし始めた。

きっかけは、セールで安くなっていたアンチャーテッド4 海賊王と最後の秘宝を買ってプレイしていたら、モーションとか途中で挟んでくるムービとか見てるいる内にThe Last of Usを遊んでいたときの記憶が蘇ってきて、「もう一度やりたいなぁ」となったので2週目プレイを始めた。

 

 

 

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1週目をクリアしたのが、半年前ぐらいなので復習にと思い、ギャラリーにあったムービをさらっと流し見ようとしたけど、一番下にあったGranded(「The Last of Us」メーキング映像)があったので、気になってさりげなく押してみた。これが始まりである。

 

最初に一つ言っておくとGranded再生時間が1時間25分と軽く映画並みの長さで、しかも再生が始まると一時停止はあっても、早送りとか巻き戻しはない。

☓ボタンを押して一度戻るしか選択肢しかないので、再生したらあとは最後まで見続けなければならない。

 

が、結論から言うとそんなの気にしないほどに、あっという間の1時間25分だった。

内容は文句なしに素晴らしい、本当に見てよかった。

これだけでも1つの映像作品として欲しいくらいだ。

 

 

 

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最初「ゲーム本編をクリアした後の視聴をお勧めします」という注意書きが表示される。

これは本当に注意だ。

クリアせずにこれを見るのはコース料理で先にメインデッシュを食べるのと等しい行為になる。だからこそこれを見終わってから「Groundedはフィナーレに相応しい本当のエンディングだ」と思った。

 

なので出来ればまだプレイしてない人は是非プレイしてから記事を読んでほしいし、持ってるけどまだ見てない人は是非見てほしい。

(一応ネタバレ要素とかは含めてないです。)

 

始まりはNaughty Dogの共同社長、Christophe Balestra氏からのこの言葉から始まる。

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新規IPの開発を一言で説明すると

 

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やめとけだね

 

内容はThe Last of Usを作ったスタッフ、ディレクター、デザイナー、エンジニア、Soundエンジニア、キャラクターを演じている俳優、その演技を取るカメラマン、カメラマンが撮影した俳優の動きをゲーム内のモーションに起こすエンジニア、楽曲担当、環境音担当、QA担当、UIデザイナー ...っと、一部しか載せてないけど、The Last of Usを支えたスタッフに総インタビューをした内容となっている。

 

驚きだったのは、俳優のインタビューシーンで主人公の一人ジョエル(写真右)。

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見てわかる通り「The 哀愁漂う老兵」のようなキャラクターなのだが、これを演じているのが下の画像の、FFに出て来てもおかしくない若い俳優だったこと。

 

 

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びっくりした。

最初あまりにゲーム内のキャラクターとギャップがありすぎて「本当に!?」となった。

インタビューの中ではエリー役女優さんは最初からAshley Johnsonに決まってたがけどジョエル役の候補者は何人かいて、最終的にその中で最年少であるTrou Bakerに決まったとのこと。

にしても、イケメンすぎる。

しかし演技が始まった瞬間動きや、声はジョエルそのものに変わった。

 

演技の途中、何度もリテイクするシーンが出てくる。

重要なシーンのため、場の緊張感とかピリピリしてる空気がこちらにも画面越しに伝わってきて、ゲームのメイキング映像なのに映画のメイキングシーンを見てる感覚に襲われる。

 

その他すごいと感じたのは、ゲーム内に出てくる敵キャラの声を作成するサウンドエンジニア(?)にインタビューするシーンが出て来る。実はこれらの敵の声はすべて人の声から作られている。しかもその一部はその声を編集するエンジニアも担当していたり等、とにかく皆手探り状態で生み出していることがわかる。

 

次にデザインチーフの場面に変わり、今回敵キャラが菌に感染した人々という設定だが、当初はありきたりなゾンビとかエイリアンみたいなデザインになりそうだったと話す。

 

だが、デザイナーの一人が菌が繁殖している様子を捉えた写真集を参考にして、人物に当ててみたところ下にあるように感染者でおなじみの、クリッカーに仕上がったそうだ。

 

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これインタビューで知ったのがなぜ、感染者が音に反応するようになるのか?と言うと、最初は頭に菌が繁殖して、段々頭から目にかけて増殖するので目が潰れ、次に鼻が使えなくなり、結果聴覚しか機能しなくなるようになっている。

 

そしてこのクリッカー、意図的に"美しく"見えるようにデザインされてる。それが逆に感染者の不気味さを倍増させるの一役買っているのを知って、当たり前なのかもしれないが、ここまで設計されている事に驚いた。

 

そんな具合にここでは一部しか紹介しきれてないが、Groundedではスタッフのインタビューを通して細部のゲーム設計や、デザイナー、エンジニア、ディレクターの想い一つ一つにスポットライトを当てている。

 

Groundedを見終わった後、ゲームをクリアした感動に浸りがらThe Last of Usがどれだけの人に支えられ、そして熱量が込められているかを知って感動した。

 

 

のでその熱量が消えないうちに記事にしました。

 

ちなみに次回作であるThe Last of Us2が開発中らしいので、積みゲーを消化しつつ期待を高めながら待ちたいと思います。

 

www.youtube.com

 

おわり

 

 

The Last of Us Remastered 【CEROレーティング「Z」】 - PS4

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